- 1_コンプレックス_ 投稿者:しーとん 投稿日:2009年05月06日(水)14時35分57秒
篠原豪(シノハラ ゴウ)26歳。 会社員。
北園麻菜(キタゾノ マナ)16歳。 高校生。
この微妙な年齢差。 離れてると思うか、そうでもないか。
2人もよくわからない。
―――――コンプレックス
- 69投稿者:藍 投稿日:2009年11月16日(月)22時39分28秒
- 面白いです!!
- 70投稿者:しーとん 投稿日:2009年11月23日(月)00時17分27秒
- 藍さん
ありがとうございます! 更新遅すぎてすみません 頑張ります^^
- 71投稿者:しーとん 投稿日:2009年11月23日(月)00時26分56秒
- 「あ〜……もう」
俺が思わず漏らした言葉のすぐ後に 同じ台詞が後ろからかすかに聞こえた。
振り向くとそこにはコピー機の前で ウロウロしている女の子がいる。 すると俺とバッチリ目があった。 その目はとても困った目をしていて 助けを求めているように見えた。
この子は新入社員の……誰だっけ。
「どうしたの?」 「コピーが……出来ないんです」 か細い声でその子は言った。
- 72投稿者:しーとん 投稿日:2009年11月23日(月)00時31分08秒
- まだ新しいスーツと社員証。
覚えたばかりっぽい化粧をして 髪も真っ黒で明らかに気が弱そう。 麻菜とは見た目からして正反対そうな子だ。
「コピーが出来ない?」 「はい……」
あどけない眉を下げてその子は オドオドして落ち着きが無かった。
コピー機を見ると赤いランプがピコピコ 光っているのを見ると
「ヨウシガタリマセン」
と表示されていて、思わずガクンと リアクションを取ってしまうほど 拍子抜けをした。
- 73投稿者:しーとん 投稿日:2009年11月23日(月)00時36分53秒
- 「それ、用紙が足りないだけだよ。
ここに書いてあるじゃん」
笑いをこらえながらその表示を指さすと その子は目をまんまるにして驚いた。
「あっ……!すみません!」
顔を真っ赤にさせて頭を深々と下げたので 俺は驚いた。
「いいよいいよ、早く紙補充してコピーしな?」 「あっ……あの」
その子はもう一度目線を下に向けて 言いにくそうな顔をしている。
「もしかして……紙の補充の仕方もわからない?」
コクンと伏し目がちにうなずいた。
- 74投稿者:しーとん 投稿日:2009年11月23日(月)00時43分17秒
- 紙の補充の仕方とコピーの仕方もよくわからなかった
らしいのでそれも教えるとその子はポケットに入っていた メモを取り出して、メモをし出した。
マジかよ。 てかよくこの企業に入れたなあ。
メモをし終わると再び彼女は深々と頭をさげた。 「本当にありがとうございますっ!」 耳まで赤くして礼をする子なんて なんか面白い子だな。
「あ、いいよ。じゃ頑張ってね」 自分のデスクに戻る前にチラッとその子の社員証を もう一度見て名前を確認した。
「大石美香子(オオイシ ミカコ)」
- 75投稿者:しーとん 投稿日:2009年11月23日(月)00時48分26秒
- 大石……
そんな子いたっけなあ。 飲み会の自己紹介でいなかった気がする。
まあ真面目そうだし、参加してなさそうだし、 いても新入社員多くて忘れてるだけか。
イスをデスクの方に向けて再び資料を見て 仕事を再開した。
麻菜は今なにしてるんだろう。 学校かな。
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